大人ってなに?No.2
こんにちは!
今日は朝が涼しかったですね。外に出てみると秋の匂いがしました。
このまま涼しくなってくれるといいのですが・・
さて、数日前に2歳の子が行方不明になり、ボランティア活動をしている70代の男性に保護されました。子どもを持つ親として、本当に本当に良かったと安堵した気持ちでした。この時期の子って本当に目が離せない!!私も何度かこわい思いをしたことがあります。
一方で、注目したのはボランティア活動をしている男性。以前にも同様な事があって捜索に加わった経験から、「子どもは上にいく」という確信があったそうです。探しに行く前には、必ず見つける、と話していたらしい。その確信と行動力が、神憑り的だなと思ったのは私だけでしょうか。
「65歳からは人のため」
「ボランティアをしようと」
ボランティア活動の報道を見ても、「ボランティア活動」を信念をもってやっていることがよくわかりました。この方がどう考えているかは、分かりません。
しかし私は一連の報道をみて、
「この人は、この子を助けるためにココにやってきたんだ(今までの人生を流れてきた)」
「人の為にできることをする=ボランティア活動=自分の知識と経験と行動力をもって」=「この人の使命」
そして、もっと大きな視点でいったら、
「世の中にはこのような大人もいます」(何があってもなくても、自分を資源にして世の中に役立とうとする人のこと)
「いくつになっても」
を世間に知らせること。それが、この人の使命なんだなと感じました。
ということで、今回のテーマは「大人ってなに?」の続きです。まさかこの続きを書くとは思いもしませんでした。「break time」でしたからね。でも、あれから出会った本がありまして、「大人ってこんな感じの人のことなんだー」と思っていたら、ピッタリの人がテレビにいたので、驚きでした。
「見よう」と思ったら「ある、いる」のですね。
「いない」と思っていたら「出会えない」けど。
book-心理学
No.17 「本当の大人」になるための心理学
「本当の大人」になるための心理学 著;諸富 祥彦(もろとみ よしひこ)
今回は、本より先に著者の諸富先生に出会いました。とある講義を受けたのですが、変わった先生です。明治大学文学部教授。日本トランスパーソナル学会会長。臨床心理士。日本カウンセリング学会認定カウンセラー。
どのような人かっていうと・・・
へん(*’▽’)
で、
面白い!!!
歌うように話し(変な抑揚で)、口に出すことを推奨します。
アウトプットすることが大事だからと。
今まで受けたことない授業です。
で、本を読むことになるのです~。
第一章から興味を引くテーマぶち込まれます。
「日本の大人はなぜ未熟なのか?」-中高年期における精神的な成長・成熟の大切さ(ほうほうだよね・・)
最近、「自分を満たす」ということをひたすら追いかけてみたのだけれど、ある程度すると何か「むなしさ」を感じていたのです。
それが、なぜか分かった気がした。自分でも使命に気づいているからね。
本によると、人生の前半(せいぜい40代前半)までは、「私が~したい」すなわち「自己実現」を追いかける。抜粋すると、社会的な地位を得る。異性のパートナーを見つける。いい車を買う。家を建てる、外に向かってエネルギーを放出する。しかし、それ以降は「自己実現」でけでは、どこか空しくなる。
自分がしたいことは何か、自分の夢は何か?
本書によるとこの問いは「自己実現の問い」
この「自己実現の問い」を40歳になり50歳になっても求めているとしたら、未熟なまま。
人生の折り返し地点を過ぎたら、「自己実現の問い」は役に立たない。それな次のような問いに変わる。
「自分の人生に与えられた使命をまっとうするためには、どう生きるべきなのだろう」
第八章「魂のミッションを果たす」この章では、ジェイムズ・ヒルマン著「魂のコード 心のとびらをひらく」鏡リュウジ訳からの引用から始まる。全て引用して書き出したいくらい!!心理学の本で「使命」や「魂のミッション」という言葉を見つけたのは初めて。スピリチュアル系?とも思ったが、ちゃんとした心理学の分野があり、驚き!!!本当だよ!!!(次回はその分野を紹介したいな・・)
人間は、使命をもって生まれてくる。生を受けてその使命を一時的に忘れてしまったとしても、魂には刻まれているから、いつまでも自己実現だけでは空しくなるのだろうね。向こうから揺さぶりがくる。「お前の使命はなんだ?」って。体の衰えとともに、揺さぶりがきて、全てを受け入れながら使命に気づき、使命を全し死に向かう。
さて、自己実現が叫ばれるこの世の中
あなたは、何を使命として持って生まれてきたのだろう。
今回も強く感じたのが、心理学の分野に「魂のミッション」とか「私の使命は・・」なんていう命題があるとは、つゆ知らずいたけど、様々な分野で同じようなことを示していて、本を通してツナガッテいると分かって、なんだか不思議な感覚です。本当にすべては繋がっている。もしかしたら、これも繋がりとして示しているだけで、誰かが私に知らせているのかもしれない。
何のために?
それはね、最近自分の使命は、コレかもしれないって感覚になったのだけど、自己実現とか、「私が~したい!」という考え方に没頭していて、きっとそれも悪くはないのです。
ただ、使命に気づいてるのに、「これはしたいことなのか?」の問いに当てはめて、「したいこと」とか「したくないこと」ではないな・・と思っていたのです。要するに、使命は「したい」とか「したくない」のレベルではないのですね。それが、分かった、分からされた?気がしました。
皆さんも、「私は~したい!!」から「自分の人生、世の中の為にになにかできることはないか・・」「自分の人生、何か果たすべきものがあるのではないか」という思いが沸いてきたら、「自分の使命」を再確認する準備が整ったということなのでしょうね。
スピリチュアル系が苦手な方は、是非諸富先生の本を手に取ってみては!キーワードは「トランスパーソナル心理学」です。
それでは、今回も読んでいただきありがとうございました!!
台風が大量に発生しています。
ご自愛くださいね!!(*’▽’)