鬼煙管~火喰い鳥シリーズ
2019年初の投稿です!!
こんなに遅れることになるとは・・・
年始から、小説を久しぶりに読み始めました(*’▽’)
やっぱり小説はいいですね!!
昨日、芥川賞と直木賞の受賞作品が発表されました。
そこで、テレビでは
「最近本読んでますか??」と街頭インタビュー。
年配は読んでる方が多く、若者は
「読んでませーん(^^)/」
でした。
本は、ストレス発散にとってもおススメ
ストレスに打ち勝つには、ストレスと同じくらいのインパクトのある環境に飛び込むこと!!!
と考えていて、大体は
旅行
が一番!!!
なんだけど、ストレスフルな時って
そんな暇ないじゃん。
時間があったらストレスフルにならないしね。
無理やり時間を作るってのも面白いけど、
手軽な「旅行」は、
本
なんだよね。
っていうか、
冒険
もできちゃう。
結婚
もできちゃう。
それこそ、バーチャルだけどね。
でも、
本当にいい本て
その世界にどっぷり浸かれる。
それで、出てくると、
世界が変わってたりする。
だから、本て止められない。
でもって、手軽に手に入る。
だから、
何となくつまんね~
ストレスフル~
って人にも本はいいよ!!!と言いたい。
ストレスフルなあなたにおススメの本はこちら

今回の直木賞「宝島」が気になる!!私でした。
No.35火喰い鳥シリーズ
今回、紹介する本は「火喰い鳥シリーズ」です。


ジャンルは、時代小説でしょうか。
江戸の火消しのお話です。今でいう消防団?消防士でしょうか。
冬は、乾燥しているので火事には気を付けたいですね。
しかし、最近はオール電化が普及したことにより、火事件数は大幅に減少しているようです。
シリーズではありますが、どの本から読んでも大丈夫です。
ちなみに、私は「火喰い鳥」からではなく「夜哭烏(よなきがらす)」から読み始めました。

これが、面白い!!!
で、最初の「火喰い鳥」を読みました。
今回一番面白い、
読むながらコレ!というおススメを考えました。
どれも面白いのですけどね~本当に(*’▽’)
時代小説、昔は歴史を知らないと読みにくいのかと思っていました。
だがしかし、そこは上手くなっていて、
全く難しくない!!
しかも、今はGoogle先生がいるじゃないですか!?
すぐに、聴いちゃえ(*’▽’)って感じです。(笑
で、おススメは
是非一読あれ(*’▽’)
「鬼煙管」にしました。
物語には、長谷川平蔵という人物が登場します。
「鬼平犯科帳」の人ですよね。(長谷川平蔵の息子)
無知ですね~。調べてみると実在した人でした。
長谷川平蔵
「火消し」は火を消す仕事をする人たち。
長谷川平蔵は、「火付盗賊改方」というお役目で、今でいう「警察官」みたいなものかな。
「火付け」と「盗賊」「賭博」を主に取り締まったらしいです。
なので、物語でも絡んでくるのですね。
この長谷川平蔵と息子が物語で絡んでくるのですが、
「鬼煙管」の前の巻を読んでいると、分かり易くて思い入れも違ってきます。
この物語を選んだのは、ストーリーの面白さに加えて、
強烈にインパクトに残る場面があるから。
どんなに面白い本でも、終わった後に内容が残っていないこともある。
不思議なんだけどね。
で、ストーリーとしてはあんまり面白くはないんだけど、
まるでそこに存在するように漂っている存在感抜群の本もある。
で、この本と言えば、颯爽としていて
熱くて、哀しくて、最後に残るインパクトが半端ない。
火事の話
時代小説の面白さといえば、その時代の生活感とか文化が分かるってこと。
このシリーズでは特に「火事」についてですよね。
江戸の庶民の家といえば、平屋のイメージ。長屋か。
今は、火事が起こると消防車が出動して消防士が放水活動、人命救助というイメージですが、
江戸では、火事が起こると管轄界隈の「火消し」集団が消火活動にあたる。
で、面白いのが
消火活動の他に、火が類焼しないように家をぶち壊す役割があるということ。

燃えていない家を壊していきます!!
火の行き場を削ぐのですね。
今じゃあり得ないでしょ!!?

燃えてないのに自分の家が壊される~
お金がある商家などは、もしもの時用に材木を確保してあるそうです。
面白くないですか!!笑
歴史上の人物の描かれ方
どんな人にも裏と表が存在して
つるりと
キレイな人は存在しないと思う。
歴史上の人物も同様に、色々な書き方があって
どちらが本物よりよ?
となるときがある。
例えば、「西郷どん」では、
田沼意次という人物は悪っぽい描写で
(抽象的な表現ですみません( ;∀;)
なんだけど、
この本ではそのように描かれていないのです。
そこが面白いところなのかもしれませんね。
歴史とは、真実とはどのようにでも解釈ができる。
それがどの立場の人間から見るかで。
それは、今も同じなのだけど。
できることは、想いを馳せることだけ。
さ~!!!
江戸の
潔さと
人情たっぷりの
温かくて
哀しくて
そんな物語を覗いてみませんか?
きっと、面白い世界が待っています。
火の始末は気を付けましょう。
2019年も面白い本をたくさん読んでやるぜ!!!
では、インフルエンザにはお気をつけて(^_-)-☆
ありがとうございました。